四方を海に囲まれた壱岐島では、潮風によってミネラル豊富な牧草が育ちます。
その牧草が海からのミネラル分を豊富に含み、そのミネラル分が肉質を柔らかくします。
肉質が柔らかいというのは、綺麗に”霜”が入っているということ。
霜降りの脂肪分はオレイン酸やステアリン酸で、オレイン酸やステアリン酸はかなり低い温度であったとしても融解していく
という特性から、それらが多く含まれている黒毛和牛の肉は口の中に入れた瞬間に口内の体温によって脂肪が溶け始めるため、柔らかな食感となるのです。
壱岐牛の脂質は「融点が低い」「コクがある」「キレがある」という3つの特徴を持ち、一口食べると芳醇な香りが口の中に広がるのです。